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馬具製造の技術を生かした革製品

買うなら岩手のもの
塩釜馬具店

  東北唯一の馬具店

入口の手作り看板

塩釜馬具店外観

   今回お話を伺ったのは、塩釜馬具店(盛岡市大沢川原)三代目店主、塩釜孝さんです。
   岩手にはかつて何軒もあった馬具店ですが、今ではここが東北唯一の店舗となっています。
   店の始まりは、大正11年、塩釜さんの祖父にあたる初代店主が馬具の補修や製造の職人として北海道から盛岡に移住したこと にさかのぼります。職人不足の折、旧陸軍騎兵隊第三旅団から請われてのことでした。
   当初は材木町で間借りしながら開業し、昭和2年に現在の大沢川原に移転します。当時の盛岡では、大きな馬具店は長者番付の上位に入るなど、 馬具製造は花形産業として栄えていました。

   塩釜さんは大学卒業後に一旦他業種に就職しましたが、後に家業を継ぐことを決意します。
   初めは縫うことで段々と革の性質を体で覚えていきます。 革の裁断や見分け方など、先代である父親から「見て学ぶ」という環境で、職人としての確かな腕を身につけて行きました。

   東北、特に岩手県は馬産地として知られており、チャグチャグ馬コは装束が非常に豪華で優美なものとして、 全国にも知られた岩手の初夏の風物詩です。塩釜馬具店では昔から衣装の製造や修繕も請け負っています。
   ここでは修繕のほか、馬の頭部に装着される「鼻かくし」「みみぶくろ」、鞍の裏側など革が使われる部分を製作しています。

 
修繕されたチャグチャグ馬コの装束

修繕されたチャグチャグ馬コの装束

チャグチャグ馬コ

チャグチャグ馬コ(岩手県観光協会)

※ チャグチャグ馬コの耳にかぶせているのが「みみぶくろ」
※ 鼻の上にある平たい飾りが「鼻かくし」

  馬具製造の技術を生かした革製品

三代目店主 塩釜孝さん

三代目店主 塩釜孝さん

「馬具を製造することは命を預かる道具をつくること」
   馬具は馬だけでなく、時には乗る人の命に関わる道具です。 そのために職人は、昔から細かい革の性質も理解した上で製品にする事が求められてきました。
   たとえば革は部位によって厚さや性質が違います。 背中の革を使った部分はほとんど伸びません。ベルトや馬具に適しています。
   体の下の部分は伸びる性質があるので道具を入れるケース類(剪定鋏、ペンチ等)に使われ、お尻の部分は綺麗なので、鞄の表部分などに使用されます。 塩釜さんの様な馬具職人が造った革製品はしっかりと丈夫に作られており、デザイン重視の製品と比べ、 同じ鞄や靴を作っても特に品質の良いものになるそうです。
   現在塩釜馬具店では普段の生活で使えるベルトやレザーケースなども販売されています。 ベルトは革の色、サイズや穴の位置の相談、他社製のバックルの持ち込みも可能です。 購入後の糸のほつれの補修にも応じています。
   レザーケースなどは非常にお手頃な価格で販売されています。
「仕事用などの実用品についてはなるべく安くしています。」とのことした。
   塩釜さんは技術を生かして厚く頑丈な革をひとつひとつ、手縫いで丁寧に作りあげており、長年の使用にも耐えることができます。 命を預かる責任を負った技術は、丁寧で誠実な道具作りに表れています。
   ぜひ塩釜さんのお店でこの商品達に触れてみてはいかがでしょうか。
   どれもが自分の愛用品となりそうなものばかりです。

店内画像
店内画像

右画像:革ベルト、バッグ、靴、熊除け鈴、革製品の製作道具や材料も販売している。
左画像:鋏用などのケース類。手に取ると、その丈夫な作りが伝わる。

  一番人気の熊除け鈴

熊除け鈴

熊除け鈴

   山に入る時に持ち込むものに熊除け鈴があります。
   通常東北の熊除け鈴というと吊り下げるベル型を思い浮かべますが、塩釜さんが製作、 販売されているのは北海道標準型の固定された熊除け鈴です。
   初代が盛岡に持ち込みましたが、高価なこともあって昭和49年頃までは一つも売れずにいました。
   その後営林署(現:森林管理署)から
「ベル型の鈴を身に着けていると鈴が落下する」
「そうなると仕事を中断して帰らなければならない、鈴が取れないものはないか」
という相談を受け、この熊除け鈴を販売したところ口コミで徐々に評判が広がりました。
   その後テレビ番組で紹介されたこともあり爆発的に売れ、塩釜馬具店のヒット商品になりました。
   鈴が1〜3個タイプのものがありますので、1個は子供用になど、好みや用途に応じて購入できます。    現在でも一番人気の商品であり、時には製造待ちになることもあります。

 
今回お話を伺ったのは・・・    塩釜馬具店

店内は、工房とレザーショップに分かれており、作業風景を見学することもできます。
現在、4代目を継ぐべくお嬢さんが修業中とのことです。(※ちなみにお嬢さんは連続テレビ小説「あまちゃん」の「まだまだあまちゃんですが」コーナーに登場されました!)

所在地:盛岡市大沢川原2−2−32
電話 019-622-5393

レザーショップ内